なんか最近肌がくすんできた気がする…いつも体が怠い感じがするし年齢かな…?
お肉をどのように調理するかによって、ダイエットやアンチエイジングに影響を与えることはご存じですか?
「痩せようと思っていてもついお菓子や揚げ物に手が伸びてしまう」
「なんとなく怠く気力が湧かない」
「全然脂肪が減らない」
「肌荒れやくすみが気になる」
あなたがこんなことにお悩みの場合、それはもしかするとお肉の食べ方に原因があるかもしれません。
今回は、食材の高温調理をすべきではない理由と、低温調理で得られるメリットを解説していきます!
高温調理が老化の原因になる理由と体への4つの影響
肉を高温調理してはいけない理由。
それは、高温調理で発生する強い毒性を持った物質「AGEs」が体を老化させるからです。
一体どういうことなのか、詳しく解説していきます。
高温調理で老化の原因悪「糖化」「AGEs」が発生
肉や魚を高温調理してはいけない理由、それは高温調理で発生する「糖化」という反応と「AGEs」という物質が関係しています。
お肉や魚の焦げた部分が体に良くない、ということを聞いたことがある方も居るのではないでしょうか?
わかりやすく言うと、この焦げの部分がAGEsで、そのAGEsが出来る原因となる反応が糖化、この糖化を引き起こすのが高温調理です。
老化には「糖化」という反応が関係しています。
糖化は、タンパク質や脂質が過剰に摂取した糖と正常ではない形で結びつく現象です。
この現象で出来る物質がAGEs(終末糖化産物)。
このAGEsは強い毒性を持ち、体のいたるところに炎症を起こします。
わかりやすく言うと、体のあちこちが「焦げて」しまうのです。
これによってさまざまな不調をきたし、美容や健康に良くない影響を与えます。
AGEsの影響1:強い毒性で内側から老化を促進するさせる
AGEは、その強い毒性で老化を促進させます。
美容の面では、肌の弛みやシミ、シワの原因になります。
それだけでなく、動脈硬化、心筋梗塞、脳血管の障害といった血管への影響や、さらには目であれば白内障、脳であればアルツハイマー、さらに癌にも関係していると言われています。
AGEsの影響 | |
美容面 | 健康面 |
肌の弛み | 動脈硬化 |
肌のシミ・シワ | 心筋梗塞 |
肌のくすみ | 脳血管の障害 |
髪のハリツヤが無くなる | 白内障 |
アルツハイマー | |
癌 |
AGEsの影響2:肥満細胞が肥大化して肥満の原因に
AGEsの増加は、肥満の原因にもなることが分かっています。
体の中にAGEsが多く溜まっていくと、脂肪細胞が肥大化します。これにより内臓脂肪が増え、肥満の原因となります。
AGEsの影響3:腸内の乳酸菌が減り、腸内環境が悪くなる
AGEsは腸内環境へも影響を与えます。
AGEsが増加すると、腸内の乳酸菌が減り、その結果 悪玉菌が増えてしまいます。
腸内環境は、ダイエット・健康・メンタルにとって非常に大切な部分です。
そんな腸内環境が悪くなることで、太りやすく、体の怠さにも影響し、メンタルも沈みがち…といった不調が起こります。
AGEsの影響4:発がん性がある
AGEsの中には、超悪玉AGEsと言われる「アクリルアミド」という物質があります。
アクリルアミドには発がん性があると言われており、農林水産省のHPでもアクリルアミドについての記載があります。
動物試験では、アクリルアミドを長期間にわたって与えたときに、アクリルアミドの摂取量が多いほど発がん率が増えることが報告されています。アクリルアミドが動物で発がんを引き起こす原因は、アクリルアミドが細胞の中の遺伝子を傷付けるためと考えられています。ヒトがアクリルアミドを摂取した場合も同じように遺伝子を傷付ける可能性があるため、アクリルアミドはヒトに対しておそらく発がん性がある物質と考えられています。
引用:農林水産省「アクリルアミドの健康影響」
中でもアクリルアミドの多いのがポテトチップスやフライドポテト。
糖質を多く含んだポテトを高温の油で調理するため、これらの食品は非常に危険であり、極力食べないようにすることが理想です。
AGEsが発生しやすいのは「肉の高温調理」と「糖質過多」
AGEsは肉や魚の高温調理で出来やすい
AGEsは、肉や魚といった高たんぱくな食品を加熱する際に発生しやすいと言われています。
焼き肉や揚げ物が体に悪いと言われるのはこのためです。
油が多くカロリーの高い揚げ物は、太りやすいため食べないという方も多いでしょう。
しかし揚げ物が怖いのは、油やカロリーの多さだけではなく、高温で調理することによってAGEsが大量に発生してしまうという理由もあるのです。
糖質の過剰摂取もNG:余った糖質がAGEs発生の原因に
糖質をエネルギーとして使い切ることが出来ずに余ってしまうと、体内でタンパク質や脂質と余った糖質が結びつき、AGEsを発生させてしまいます。
糖質は脳のエネルギーになったり、日常の活動や運動時のエネルギーになるため、控えすぎはよくありません。
しかし過剰摂取にも十分気を付けるべきです。
特に、パンケーキやケーキ、アイスクリーム、パフェといった洋菓子は脂質と糖質がどちらも多く、体内で糖化してしまう可能性が高くなります。
また、ハンバーガーやフライドポテト、ピザといったジャンクフードも食べることを控えるのが賢明です。
これらはいずれも、脂質と糖質、ハンバーガーやピザであればタンパク質も多く含んでいます。
これを高温で調理するジャンクフードはAGEsが非常に多くなっているため、美容にも健康にも程遠い食べ物です。
糖化は体温でも起きる:余計なAGEsを増やさないためにも低温調理が必須
糖化は体内温度程度でも起きるため、糖化自体やAGEsの発生をゼロにすることはできません。
しかし、高温調理を避けることで外から摂取するAGEsは最小限に止めることが出来ます。
例えばこのような食生活を比べてみましょう。
- 肉魚の高温調理を避け、適正量の糖質を摂る
- 毎日ジャンクフードや揚げ物や焼き肉を食べている生活
この2つの食生活であれば、間違いなく1のほうが体内のAGEs量が少なくなることはわかりますね。
食事は毎日必ず摂るものだから、1日1日の積み重ねはとても大きく、何年後、何十年後の肌や髪、体の健康に影響しますよ!
将来も綺麗でいたいなら、絶対に高温調理は避けるべきです。
低温調理で得られる効果は?
アンチエイジング
AGEsの発生を抑えることは、アンチエイジング効果に繋がります。
肌のシミ、シワ、くすみなどは、体内の炎症が原因です。
低温調理でAGEsの発生を最小限に抑えることで、肌をきれいな状態に保つことが出来ます。
痩せる
体内に脂肪を蓄積する原因となるAGEsが減少することで、痩せることに繋がります。
AGEsの増加でつきやすい内臓脂肪は、皮下脂肪よりも落としやすい脂肪です。
調理方法を低温調理に変えて、体が軽くなってきたら軽いウォーキングなども取り入れるようにすると、より痩せやすくなります。
体が軽くなる
体内の炎症が治まると、体が軽くなります。
これは想像がつきづらいかもしれませんが、実際に低温調理を始めてしばらく経つと体が軽くなるのが分かります。
体内の炎症が抑えられることで、体が本来の力を出せるようになるのです。
脳がクリアになる
不健康な食事、寝不足、ストレス…あらゆることで脳にも炎症が起こります。
体内に入れるAGEsを減らし、炎症を抑えることで脳もクリアになります。
なかなか自分では気付かないためイメージがしずらいかもしれませんが、実際に筆者も低温調理生活を始めてから、より脳がクリアになり、仕事もこれまで以上に捗るようになりました!
脳はなかなか自分では気づきにくい部分です。
しかし、低温調理を始めてから変化を実感すると「今までが万全の状態ではなかったんだ」ということに気付かされます。
オススメの低温調理機
BONIQ
低温調理機で有名なのがBONIQ。
低温調理機を流行させたのもボニーク、と言っていいほど、低温調理器=ボニークのイメージがついています。
BONIQは付属で各食材ごとの調理法(最適温度)のガイドブックが付いているので、初心者でも簡単に調理できるのが良いところ。
いちいちネットで調べたり、自分でいろんな温度で試してみたり…と手間がかかるとどうしても使わなくなってしまうもの。
ガイドブックがあれば手間が省けるので、毎日の食生活に取り入れやすいのが一番の利点です。
「キャセロール鍋」や「スタンド」といった付属品もBONIQで買え、どれもデザイン性が高く部屋に置いておくだけでインテリアにもなるので、とてもオススメです。
まとめ
いかがでしたか?
揚げ物のような高温調理された食べ物が多くの悪い影響を及ぼすことがお判りいただけたのではないでしょうか。
体のだるさや脳のモヤモヤ感、肌のくすみ、さらには脂肪が増えてきたな…といった事を年齢のせいだと思っているなら、それは本当は日頃の食事内容が原因かもしれません。
お肉を低温調理にしてみると、数か月で効果を実感できますよ!
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