運動が嫌いだ、という人は筋トレはとても縁遠いイメージかもしれませんね。
もともと運動が嫌いで、ダイエットにも運動を取り入れることは避け続けていた筆者。まさか自分が筋トレを趣味にするなんで全く思っていませんでした。
この記事を読んでいるあなたは、多少なりとも筋トレに興味を持っているものの、実際に始めるには腰が重すぎる・・・そんな状況ではないでしょうか。
今回はそんなあなたに「筋トレは簡単だよ!」なんてお伝えする前に、元運動嫌いから筋トレ歴6年目になった筆者が実感した「筋トレのメリット6選」をご紹介します。
運動が苦手だった私が筋トレに辿り着くまで
運動が嫌いだった学生時代
学生時代の私は時折体育をサボっていたほど、もともと体育が大の苦手で嫌いでした。
今考えてみると、学校では「出来るか出来ないか」「得意か不得意か」だけで、「なぜ運動をする必要があるのか?」ということを教わらなかったことも、運動を遠ざけてしまった要因ではないかな~と思います。
筆者にとって「ただつらい」だけの運動をやる理由が無かったんですね。
社会人で増量&減量とリバウンド
そんな私はそのままの状態で社会人になりました。
社会人になると生活リズムが一気に変わり、1年で体重が5kgも増えてしまいました。
夜勤のある仕事で不規則な生活が続いたことや、ほとんどの食事を外食かコンビニで済ませる生活が続いてしまったことが原因です。
学生時代の自転車通学や体育の授業が、貴重なカロリー消費になっていたんですね。
5kgの増加はさすがにマズい、ということでまずは食事制限を開始。
運動は候補にも入れていませんでした。
食事制限の結果、8kgのダイエットに成功しました。太る前の体重からも、さらにマイナス3kgできたんです!
しかしどうも思ったような体とは違うのです。
というのも、今では当然わかることですが食事制限で落ちたのは主に筋肉だったんです。
筋肉が減った結果、
- 確かに見た目は「細く」なった
- スキニージーンズのような体のラインがわかる服を着ると、ハリが無い大きいだけのお尻が露わになる
- 標準体重より5kg程軽く、胸も減ったにも関わらず下半身は太っている
このような状態になってしまったんです。
キレイな体を求めて食事制限をしたものの、結局食事制限で得られたのは筋肉が減って脂肪が目立つ体だったのです。
食べないダイエットをやめ筋トレを開始
理想と違う体になって、過度な食事制限が長く続くわけもなく、その後再び体重が6kg戻ってしまいました。リバウンドですね。
リバウンドの結果、筋肉が減った体に戻ってきた6kg分の脂肪。
恐ろしいことに、痩せる前の体形より明らかに太った見た目になってしまいました。
ようやくここで「食べない」というやり方が間違っているのでは?ということに気付きはじめます。
やっぱり運動が必要なのかもしれない…と思いだしたのがこの時です。
早速、綺麗に痩せるためにはどうすればいいか?私がなりたいと思っているような芸能人のスタイルは、どうやって作られているのか?を調べました。
この頃はまだ女性向けの筋トレ記事や説明が少ない時でした。
そんな中でたどり着いたブログで、韓国アイドルもスタイル維持のために筋トレをしていること・筋トレがなぜ必要か・筋トレって何をやればいいのか、を説明してくれていました。
そのブログでは、
- 綺麗なボディライン作を作ることや、リバウンドを防ぐには筋肉が必要
- 筋トレは一生続ける価値のある習慣
ということが理解できる内容がたくさん書かれていました。
記事を読んでこれしかない!と25歳を前にジムに入会し筋トレを開始。
それから30代となった今でも筋トレを続けていて、今は筋トレ歴6年目。
すっかり筋トレが日常となり今に至ります。
もちろん体型もキープ中です。
筋トレダイエットのメリット6つ
ここからは、私が実感する筋トレのメリットをご紹介します。
動くことが楽しくなる
筋トレをすることで体力がつくと、動くことが億劫だった気持ちがなくなります。
電車で座りたい気持ちもなくなるし、1駅2駅であれば歩こうかな、といった気持ちに自然になってきます。
「電車で座れないと嫌だな」と思うことが無くなるので、いちいちストレスを感じることもありません。
この効果で日中の活動量がさらに増え、どんどん痩せやすく健康的な体になっていきます。
動ける、ということが日常の幸福度を上げる
これは本当にお伝えしたいことなんですが、億劫に思わずいつでも動ける、と状態が日々の幸福度や満足度をかなり上げるんですよ。
動くことが億劫だと、
- 出かけるのも面倒で家にこもりがちになったり
- 電車で座れないことをイヤに感じたり
こういうことを日々思ってしまう。
運動していないと、こういった感覚が日常になってしまうけど、これは運動すると解決するんですよ。
「運動はつらいからしない」「体力が無いからできない」ではなく、運動しないから体力が無くなり、動くことに対して嫌な気持ちになってしまう、ということなんです。
日常の消費カロリーが増える
これまで運動習慣が無ければ、単純に筋トレで消費カロリーが増えます。
また、筋肉量が増えるとその分消費エネルギーも増えます。
逆に、筋肉量が減ると消費カロリーも減ってしまいます。
特に、下半身には人の筋肉の中でも大きい筋肉が集まっているため、脚やお尻を鍛えると日常の歩行時などに消費されるエネルギーも多くなります。
スクワットなどで脚の筋肉を増やすことで日常の消費カロリーが増加し、痩せやすい体になるんですね。
リバウンドしにくくなる
食事制限でカロリー不足の状態が続くと、真っ先に落ちてしまうのが筋肉です。
筋肉が減ると消費エネルギーも減ることはすでにお話ししましたね。
さらに、長期間のカロリー不足は体にとって危険な状態のため体が飢餓状態モードに入ってしまいます。これが所謂停滞期です。
この飢餓状態に入ると、体は生きるためにエネルギーをため込むようになってしまいます。
ここでさらに摂取カロリーを減らしてしまう方が多いと思いますが、これは逆効果。さらに代謝量を落とし、どんどん痩せにくくなってしまいます。
この状況でカロリー制限に我慢できなくなったら、あっという間に太ってしまいます。
これは健康面でもよくないことです。そして長期的にきれいな体型でいることを目指している方にとっても決して良いやりかたではなく、この方法は間違っていると言わざるを得ません。
筋トレをしながら正しい食事管理(≠食事制限)でカロリーを摂取をすれば筋肉の減少を最小限におさえることができます。
ダイエットした後に元の摂取カロリーに戻すと多少は体重が戻ります。しかし筋肉という土台がある場合は、体重が戻ってもごくわずかな見た目の変化しかありません。
食欲が減る
なんと、運動(筋トレ含む)には食欲を減らす効果もあります。
運動には、食欲増進ホルモンであるグレリンの分泌を抑える働きがあることが分かっています。
運動にはグレリンの分泌量を抑える働きがあることが分かっているんですね。
運動別に調べた実験データでは筋トレが最もグレリン濃度の低下がみられ、2時間後までその状態が続いたという結果もあります。
筋トレで筋肉が増えたら消費カロリーが増え、さらに食欲まで減る、というのはとても驚きですよね。
「胃が空腹なわけではないけど、なんかお腹が空いた感じがしてしまう」「小腹が空いた」という時は散歩でも良いので体を動かすことがオススメです。筆者も実感済ですが、動いてる間にいつの間にか食欲が減っているんですよ!
メンタル・睡眠の質が改善する
運動には、三大神経伝達物質であるセロトニン・ドーパミンの分泌を促す効果があります。
- セロトニン:幸せホルモンとも言われる。分泌されると精神を安定や気分の向上効果あり。
- ドーパミン:幸福物質とも呼ばれ、分泌されるとモチベーションが向上したりやポジティブ思考になる。
このようなホルモンの分泌が促されることで、ストレス解消や良い睡眠を促す効果が得られます。
セロトニンとは
セロトニンは、睡眠の質に関わるホルモンであるメラトニンの分泌に影響があります。
日中にセロトニンが分泌されると、夜にメラトニンがきちんと分泌されるようになります。すると、寝つきが良くなったり、寝ている間の睡眠の質が高まり、よい睡眠をとることが出来ます。
ダイエットには十分な睡眠が大事
睡眠は、食欲の項目でお話したグレリンの分泌にも関わっています。
睡眠不足になると、食欲を促進するホルモン「グレリン」が増え、食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減る、ということが分かっています。
ホルモンレベルで食欲過多になってしまうんですね。
筋トレでセロトニンの分泌を促し良い睡眠をとることで、日中の食欲を正常に保つことが出来ます。
運動音痴でも取り組みやすい
意外かもしれませんが、筋トレは運動神経がなくてもコツを覚えやすく取り組みやすい運動なんです。
例えば球技であれば反射神経も必要で、狙った球を返すためにその都度違った動きをしなければなりません。
動きに臨機応変さが求められるんですよね。
これが運動音痴だと難しいんですよね~
しかし筋トレは種目ごとに動きが一定なので、一度動きを習得すればよいだけ。
何を隠そう私も相当な運動音痴ですが、筋トレはコツを覚えてしまえば難しいことはなく、むしろやりやすい運動だと感じています。
まとめ
筋トレははじめは何をすればいいかわからないですし、ジムに行くのも緊張するかもしれません。
今は自宅でもできる筋トレがYoutubeで紹介されています。ご紹介したようにたくさんのメリットがある筋トレ、まずは家でできることから始めてみてはいかがですか?筋トレはきっとあなたの人生を変えてくれますよ。
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